野村、ベンチャー投資の新会社を計画 100億円出資へ

 野村ホールディングス(HD)は30日、ベンチャー企業へ投融資する新会社の設立を検討していると発表した。ITを活用した先進的な金融サービス「フィンテック」を手掛ける会社などが支援対象となる。

 新会社の設立時期は未定だが、100億円程度出資する予定という。投融資に加え、ベンチャー企業の新事業開発を支援する。少子高齢化などの問題解決にも貢献させる。

 野村HDはグループにベンチャー投資を手掛けるジャフコも抱えているが、新会社は業務の効率化などより幅広い目的で、機動的に対応できるようにする。

 野村HDは新会社設立とは別に、野村総合研究所や野村不動産ホールディングスと連携してベンチャー企業の支援などに当たる計画も発表した。