11月の新車販売7.4%増 新車効果で3カ月ぶりプラス

 11月の国内新車販売台数は前年同月比7.4%増の41万7602台となり、3カ月ぶりに増加した。軽自動車は低迷したが、軽以外の普通車が新車効果で2ケタの伸びを記録して全体を押し上げた。

 日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が1日発表した。

 普通車は13.9%増の27万3042台となり、消費税増税前の平成26年3月以来、2年8カ月ぶりに2ケタの伸びとなった。トヨタ自動車のハイブリッド車「プリウス」が好調を維持していることに加え、日産自動車の小型車「ノート」、ホンダのミニバン「フリード」の新型車が大幅に販売を増やした。

 一方、軽は3.0%減の14万4560台となり、23カ月連続のマイナス。消費税増税や、昨年4月の軽自動車税増税の影響が長引き、ホンダや三菱自動車、トヨタを除く全社が減少している。