【マネジメント新時代】リーダーは手書き能力も鍛えるべき! (1/3ページ)

2016.12.3 05:00

会議の内容をホワイトボードに書く男性。結論へと導くためにも論点の文字化は重要だ(ブルームバーグ)
会議の内容をホワイトボードに書く男性。結論へと導くためにも論点の文字化は重要だ(ブルームバーグ)【拡大】

 □日本電動化研究所 代表取締役・和田憲一郎

 最近、海外での仕事で「あ~、同じだ!」と思ったことがある。プロジェクトの会議中、なかなか出席者の意見がかみ合わないと思っていたところ、突然、主催者のリーダーが席から立ち、ホワイトボードの前で論点を書き始めたときだ。これまで幾度も見てきたが、一般的に優れたリーダーは、議論がかみ合っていないと思った時点で、前に出て手書きで論点を書きだし、議事を進行させようとする。そうすることで、問題点が浮き彫りとなり、解決へと近づく。今回は、このようにリーダーが手書きで書くことの意義について考えたい。

 ◆会議が多い日本

 日本の企業は、会議中毒と言われるほど会議が多い。おそらく1日の半分、ときには3分の2が会議である日もあるかもしれない。しかし、筆者の経験では、欧米・中国の自動車メーカーにおいても、同様に会議が多い。これは対象としている商品の特性もある程度、関係するのかもしれない。自動車のような膨大な部品を要するモノづくり系では、多くの複雑な要素と制約の中から方向性を定めなければならず、すり合わせが多くなり、結果的に会議が増える。

 もちろん、事前検討は必要である。できる限り事前検討を行い報告資料を作成することで、会議への備えはできる。しかし、複雑な問題では、いくら事前に準備しても、出席者の意見がかみ合わず、混乱に陥ることは多々ある。

 自動車開発の場合では、フード下のレイアウト検討などが好例であろう。レイアウトが決定しないまま1部品を動かすと、玉突き事故のように次々と他部品まで波及し、それまで成立していた部品まで成立しなくなり、大混乱に陥る。そして、それは単なるレイアウト成立性のみならず、衝突安全性など他の要素にまで広がっていく。

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