【ビジネスのつぼ】タマ食品「東京都産食品」 東京産野菜で安心・安全な商品を (1/4ページ)

2016.12.5 05:00

自ら新製品の開発にも取り組む若林正樹代表取締役=東京都青梅市
自ら新製品の開発にも取り組む若林正樹代表取締役=東京都青梅市【拡大】

  • 開発室で作業する生産管理担当の西岡和子さん=東京都青梅市
  • 東京多摩地区ののどかな田園地帯にあるタマ食品の本社=東京都青梅市

 消費者の安心・安全や健康に対する意識が高まる中、日本の食材や食品が注目されている。食品メーカーのタマ食品(東京都青梅市)は、こうしたニーズをくみ取り、都内で収穫した農産品を原料に使用し、都内で製造した“東京都産食品”の商品化に挑戦している。漬物のほか、最近では醸造酢や調味料も展開。新規就農者の支援などにも参画し、東京都産食品の品種、生産量のさらなる拡大を模索している。

 ◆伝統の製法と味を伝承

 同社が創業されたのは1938年。自社で農地を持ち、自ら収穫した農産物を漬物に加工・出荷したのが始まりだったという。現在でも漬物は主力事業となっているが、生産量拡大の半面で近郊の農地は減少。原料を日本各地に求めていく形になった。

 しかし、3年前に転機は訪れた。農業従事者の減少に危機感を募らせていた東京都が、「新規就農者確保事業」(青年就農給付金事業)をスタート。新規に就農する若者と、貸し出し可能な農地を募集し始めたのだ。同社には、そのプロジェクトへの支援と協力の要請が舞い込んできた。そこで、自社の農地を貸し出すとともに、就農者の指導にも乗り出した。

 とはいえ、農業はそう簡単ではない。「農業の経験がない若者が一生懸命農作業に取り組んでいるが、採算性はまだまだ悪い。型のいい(高値で売れる)規格品は市場に出すものの、規格外が多いため収入を得にくい。そこで、規格外の産品を買い取り、製品を作ることにした」(若林正樹代表取締役)

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