11月の新車販売、日産「ノート」が発売11年目で初の首位 新型効果、日産車では30年ぶり

 11月の車名別新車販売台数は、日産自動車の小型車「ノート」が前年比2.4倍の1万5784台となり、首位だった。11月に改良してノート初のハイブリッド車(HV)を追加した効果で、2005年の発売以来、初めてトップに立った。日産車が月間新車販売台数で首位になるのは、1986年9月の「サニー」以来、30年ぶり。

 日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が6日発表した。

 ノートは発電用エンジンでモーターを駆動する新型HVが好評で、11月2日の発売から3週間で約2万台を受注した。

 2位はホンダの軽自動車「N-BOX」が5・5%増の1万4813台。10月トップのトヨタ自動車のHV「プリウス」は2・2倍の1万3333台と伸びたが、昨年12月から続いていた新型車効果が薄れて3位に沈んだ。

 4位はダイハツ工業の軽「ムーヴ」が派生モデルを追加した効果で、68・7%増の1万3201台。5位はトヨタの小型HV「アクア」が18・6%減の1万2409台だった。

■11月の新車販売ランキング(◎は軽)

(1)ノート[日産]    (2)N-BOX◎[ホンダ]

(3)プリウス[トヨタ]  (4)ムーヴ◎[ダイハツ]

(5)アクア[トヨタ]   (6)シエンタ[トヨタ]

(7)フリード[ホンダ]  (8)タント◎[ダイハツ]

(9)ヴォクシー[トヨタ] (10)デイズ◎[日産]