KDDI、ビッグローブとニフティ買収へ交渉 光回線契約者数シェアで2位に

2016.12.6 20:34

 KDDIが、インターネット接続事業者(ISP)のビッグローブとニフティの買収に向けて交渉を進めていることが6日わかった。両社を買収すれば、KDDIは光回線契約者数シェアで2位に浮上する。両社のネット接続会員を取り込むことで、共通ポイントによる保険販売やネット通販などの「経済圏」構想を進める。両社が行っている格安スマホ事業を強化する側面もあるとみられる。

 MM総研の9月末時点の光回線契約者数の調査によると、KDDIは128万4千件で7位、ビッグローブは245万1千件で4位、ニフティは93万件で8位。KDDIが両社を買収すると、ソフトバンクの345万3千件を抜き、NTTコミュニケーションズ(571万1千件)に次いで2位に浮上する。

 KDDIの田中孝司社長は今年5月の平成28年3月期決算記者会見で、今後3年間でM&A(企業の合併・買収)に5千億円を投入する方針や経済圏構想の強化を表明。5千億円の使途については「経済圏最大化とグローバル事業の積極展開に主に使う」とも述べていた。

 ビッグローブとニフティの両社は、ISP老舗として、若い顧客中心のKDDIよりも高い年齢層の顧客基盤を持っている。また、NTTドコモの回線を借りている両社の格安スマホをKDDI回線に切り替えれば、KDDIにとって格安スマホ利用者の獲得にもつながる。

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