量研機構と日立など4社、重粒子線使うがん治療装置を開発へ 10年計画で取り組み

2016.12.13 18:24

量研機構と電機大手4社が開発を目指す次世代重粒子線治療装置の模型
量研機構と電機大手4社が開発を目指す次世代重粒子線治療装置の模型【拡大】

  • 次世代重粒子線治療装置の開発で会見する電機大手4社の首脳と量研機構の平野俊夫理事長=13日、東京都千代田区の帝国ホテル

 量子科学技術研究開発機構(量研機構)と日立製作所などの大手電機メーカー4社は13日、次世代のがん治療装置を共同開発すると発表した。この日開発協定を結んだ。開発するのは、重粒子線治療装置と呼ぶ装置で、今後10年にわたり小型化や製造コストの引き下げに共同で取り組む。重粒子線装置は日本が技術的に先行しており、今後はオールジャパン体制で普及に取り組む。

 粒子線治療装置は、大型の加速器を使って極めて小さい粒子を患部に照射し、がん細胞をピンポイントで攻撃する仕組み。このうち重粒子線装置は、炭素の原子核などの重粒子を使うもので、ほかの方式に比べて照射の回数を抑えられるのが特長だ。

 開発には量研機構と日立のほか、三菱電機と東芝、住友重機械工業も参加。従来装置は設置に体育館ほどの面積が必要だったが、超電導材料や大出力レーザーの活用で縦10メートル×横20メートル程度に小型化する。また、100億円以上かかる製造コストは、80億円以下に引き下げることを目指す。

 重粒子線装置は、日本で5台が稼働しているが、海外は水素の原子核を用いる陽子線装置が中心で、ほどんど利用されていない。ただ、小型化や製造コストの引き上げが進めば、20年後には世界市場が1兆円に膨らむとの見方もある。

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。