レギュラーガソリンが今年最高値に 前週より1.7円上昇、OPEC減産と円安で

 経済産業省資源エネルギー庁が14日公表した12日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、前週の5日調査より1円70銭高い127円70銭に値上がりした。今年の最高値を更新し、約1年ぶりの高値水準となった。

 11月末の石油輸出国機構(OPEC)総会での減産合意を受けて原油価格が上昇しているのに加え、円安が進んだことで原油の調達コストが増えたことが要因だという。調査した石油情報センターは来週も値上がりが続くと予想している。

 地域別では、46都道府県が値上がりした。上げ幅は3円20銭の鳥取が最も大きく、2円90銭の神奈川、2円80銭の青森・石川が続いた。そのほか、横ばいが1県だった。

 灯油は一般的なタンク1個分に相当する18リットルで62円高い1290円だった。