同ホテルの山本護社長は「ワンランク上のステージに立つ投資になったと確信している」と述べた。
同ホテルの特長は、宿泊客が100カ国・地域以上にのぼることだ。旺盛な訪日外国人客需要もあり、2015年度の平均客室稼働率は85.8%、外国人比率は76.3%と高水準だった。
しかし今年初めからの円高で旅行費用が膨らんだほか、宿泊料金の高騰で訪日客が都内ホテルを避ける傾向もある。稼働率を確保するため、割安なプランを設定するホテルも出てきた。
都内では、国内外のホテルの新規開業や改装が相次いでおり競争が激しくなっている。同ホテルは客室単価に見合う部屋の雰囲気やサービスを提供する方針だ。