公正取引委員会が、石油元売り最大手のJXホールディングス(HD)と3位の東燃ゼネラル石油の経営統合を認める方針であることが19日、分かった。2位の出光興産が5位の昭和シェル石油との合併に向け、英オランダのロイヤル・ダッチ・シェルから昭シェルの株式を取得することも承認する方向。同日夕に発表する。
来年4月に「JXTGホールディングス」が誕生する一方、出光の創業家が合併に反対している出光・昭和シェルは来年4月の合併を延期し、創業家への説得を続ける。
再編はガソリンなど国内の石油製品の需要が縮小しているためで、公取委がそれぞれの案件を審査していた。