【シリーズ エネルギーを考える】電力自由化は少子高齢化に逆行する (2/6ページ)

2016.12.22 05:00


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  • ≪電気料金推移の国際比較≫単位:円/キロワット時、出典:経済産業省が作成した総合資源エネルギー調査会の参考資料

 --国民の多くは、自由化で電気料金は下がると思っています

 「今度の電力システム改革では、20年をめどに料金規制を撤廃することになっています。これは私に言わせると、“値上げの自由化”です。今の電気料金はガスや水道と同様に、供給までのすべての費用を反映させた『総括原価方式』によって決められています。全国津々浦々にまで電気を届ける安定供給義務が課されているためのもので、善しあしはありますけれども、国の認可制で簡単には値上げができないように規制されているのですが、今度はこの規制がなくなってしまいます。実際に、2000年頃から電力自由化を開始した欧米諸国の家庭用電気料金は、自由化直後こそ一瞬安くなったものの、その後は上がっており、中でもドイツは実に3倍近くに跳ね上がっています。政策的に電気料金を抑制している韓国が横ばいで推移し、自由化していなかった日本は震災前の10年までは下がってきたのに対し、自由化して規制がなくなった欧米諸国では逆に電気料金が高くなっています。自由化後の日本も同じようになると受け止めるべきです」

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