【シリーズ エネルギーを考える】電力自由化は少子高齢化に逆行する (5/6ページ)

2016.12.22 05:00


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  • ≪電気料金推移の国際比較≫単位:円/キロワット時、出典:経済産業省が作成した総合資源エネルギー調査会の参考資料

 --自由化して電気料金の負担が増すのでは、国民は納得できません

 「20年の制度変更では、発送電分離と料金規制の撤廃が予定されていますが、その前に見直しをするルールになっています。電気料金値上げとなれば、国民の反発が大きいため、実際には発送電分離だけになる可能性もあります。しかし、この発送電分離にしても、本当に日本にとって良いこととは思えません。われわれは東日本大震災を経験しました。あの時の停電復旧は奇跡的に早いものでしたが、会社が分割されてもあのときのような素早い対応ができるのか不安です。電気料金については、震災後になぜ値上げが相次いだのかといいますと、原子力を止めて燃料費の高い火力の依存度を高め、コストの高い再生可能エネルギーを入れたからです。本当は大震災で被災し、未曽有(みぞうう)の危機に直面した日本が最初にやらなければいけなかった止血処置は原子力を使うことだったのです。電力システム改革は大手術です。今救急車で運んでいる患者に、止血処置を施さないで執刀する医者はいません。再エネを増やすのは必要なことです。そのための送電設備の増強や、コストを下げたり、効率を高める技術開発を行う資金を捻出するためにも、原子力を今すぐ再び活用することが必須だと思います」

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