テーマパークEXPOにはほかに、スキージャンプを体感できるVRアトラクションや、車に乗って巨大なボールを動かしサッカーをするVRアトラクションも並んでいた。大型の乗り物や施設で遊んだテーマパークや遊園地にも、VRやARの技術を使って、今までにない体験ができるアトラクションを導入する動きが進みそうだ。
屋内型のアミューズメント施設にも、VR強化の動きがある。全国でゲームセンターを運営しているアドアーズ(東京都港区)は12月、VRアトラクションを設置したVR PARK TOKYOをアドアーズ渋谷店にオープンした。東京ゲームショウ2016で評判になった、剣を振るって敵を倒していく「サークル・オブ・セイバーズ」や、メディアフロント・ジャパンが提供する、高所で銃撃戦を楽しむ「DIVE HARD VR」などを置いて、家庭用とは違ったVR体験を提供している。
東京・お台場で「VR ZONE Project I Can」を期間限定で運営してきたバンダイナムコエンターテインメント(東京都港区)とナムコは、10月の営業終了後、一部のアトラクションを愛知県長久手市に12月9日オープンしたnamcoイオンモール長久手店内に移設。「VR NAGAKUTE By Project I Can」として、ホラー体験ができる「閉鎖病棟Ω」などを置いている。
東京・お台場にある東京ジョイポリスにも、「VR生き人形の間」というアトラクションが登場。ほかにもVRコーナーを置くアミューズメント施設やショッピングモールが全国的に増えており、テーマパークや遊園地とともに、体験型のVRを広めていくステーションとなっていきそうだ。