限定10台! フェラーリが日本進出50周年記念モデル『J50』を発売 (2/3ページ)

 「ヘルメットバイザー」効果を生むウインドウ・グラフィックは、1950年代まで遡るフェラーリのオープンコンペティション・バルケッタを思い起こさせます。また、ブラックの分割ラインは、『GTO』、『F40』、『F50』でも採用されている、おなじみのフェラーリ・スタイリング手法を新たに解釈したもの。フロントでは膝下の高さで上下に分けるこの一本の線は、ベルトライン位置を通常よりもはるかに低く設定したような印象を与え、これが『J50』をバルケッタへと昇華させるキーポイントとなっている。

 ボンネット・セクションは、中央部をより低くし、ホイールアーチの盛り上がりを強調することでフェラーリ・ミッドシップ・スポーツカーならではの力感を際立たせる。そしてフロントボンネットの2つのカーボンファイバー・エアチャンネルにより、フロントの印象はコンパクトかつシャープになり、ダイナミックなプロファイルのフルLEDのヘッドライトが存在感を増している。 『J50』は、いくつかの重要な機能的ソリューションによって、エアロダイナミクスを徹底的に追求している。まず、2基のラジエターは接近して搭載され、フロントバンパーのデザインも見直された。ウインドスクリーン上部のフレームは低くなり、エアロフォイル、さらにはリアスポイラーへの気流の増加に貢献している。

ユニークなデザインの20インチ鍛造アルミホイールはJ50専用設計