大和ハウス工業とパナソニックは昨年4月、「セブン・ドリーマーズ・ランドロイド」という共同出資会社を設立した。サミットで出会ったベンチャーのセブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ(東京都港区)が開発した、世界初の全自動洗濯物折り畳み機「laundroid(ランドロイド)」の商品設計や製造、販売を行うのが狙いだ。
みんなのごはん(同渋谷区)は、日本航空とベジタリアン向けのスペシャルミールを共同で開発。国際線機内食で提供した。また、帝人は、眠りをサポートする睡眠総合サービス「Sleep Styles」を提供しているが、睡眠記録アプリなどでベンチャーと提携している。
第4回サミットのマッチングに出席した薬品関連のベンチャーの経営者は、大手医薬品メーカーと面談。「技術力を認めてもらってステップアップのきっかけをつかみたい」と意欲を示した。一方、大手住宅メーカーの担当者は「住宅業界もIoT戦略の強化が不可欠となる。ベンチャーとの連携を進め対応していきたい」と話していた。
実用化を前提に
大手企業の間では、実用化を前提にアイデア募集を行った上で有望案件に絞り込み、実現させるオープンイノベーション「アクセラレータープログラム」導入の動きが相次いでいる。