日本の自動車各社、メキシコ生産は変更なし トランプ氏のトヨタ批判で

 トランプ次期米大統領がトヨタ自動車のメキシコでの新工場建設計画を批判したが、メキシコで自動車を生産している他の国内メーカーは「すでに工場は稼働しており、現時点で生産体制を変更する予定はない」(ホンダ広報部)として、当面は事業を継続しながらトランプ氏の政策を注視する構えだ。

 ただ、トランプ氏は北米自由貿易協定(NAFTA)を見直す意向を示しており、「関税が30%など極端に高くなれば、生産体制を再検討する可能性はある」(大手自動車幹部)との声も出ている。

 国内の自動車メーカーでは、日産自動車が1960年代にメキシコで生産を開始。その後、ホンダが1995年から、マツダが2014年から、それぞれメキシコで生産を始めた。

 ホンダの八郷隆弘社長は5日、トランプ氏の方針を巡って、記者団に対し、「NAFTAはしっかりと継続してもらいたい」と求めた上で、メキシコでの事業を続ける方針を明らかにした。