【私の仕事】ライオン・田村直也氏 毛玉できにくい洗剤を開発

2017.1.6 05:00

「研究所には国内で使われているほとんどの洗濯機があり、どれで洗っても汚れが落ちるかを試験している」と話すライオンの田村直也氏
「研究所には国内で使われているほとんどの洗濯機があり、どれで洗っても汚れが落ちるかを試験している」と話すライオンの田村直也氏【拡大】

 ライオンの研究開発本部、ファブリックケア研究所主任研究員として、衣料用洗剤を開発している。洗剤にはタオルや下着用のほかに、セーターやワンピース向けに、色落ちや形崩れを防ぐ「おしゃれ着用」がある。

 2年前にはおしゃれ着用の洗剤を、服に毛玉ができにくくなるように変えた。毛玉がゴミのようにみえてしまい、「お客さまにアンケートをしたところ、何度も着るうちに毛玉ができるのに困っている人が多かった」のが開発のきっかけだ。

 まず、グループのメンバー3人と協力して、セーターや洋服を100枚ほど集めて、毛玉ができやすい部分を調査した。肘や脇、体の周囲などいろいろなところにできる。

 「服同士や、かばんや机と擦れたりすることで、毛糸や、布から出た細い毛や糸がからむのが原因」と判明した。

 そこで毛や糸の表面を滑らかにして、絡みにくくする特殊な液体を、おしゃれ着用洗剤に加えた。何度も洗濯して試し、毛玉ができにくくなる液体の混合割合を決めた。

 「次はどんな洗剤がお客さまに喜んでもらえるか、アンケートだけでなく、身の回りの人にも聞いて、いつも考えるようにしている」とよりよい洗剤を追究し続けている。

                   ◇

【プロフィル】田村直也

 たむら・なおや 東京都立大(現首都大学東京)卒。大学では化学を学んだ。日用品を開発して、便利で気持ちよく暮らせる社会にしたいと思い、2003年ライオンに入社。38歳。東京都出身。

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