新潟県知事、東電首脳との初会談で明言 「現状で原発再稼働認めない」

2017.1.6 06:04

新潟県の米山隆一知事(右端)と会談する東京電力ホールディングスの数土文夫会長(左端)と広瀬直己社長=5日午前、新潟県庁
新潟県の米山隆一知事(右端)と会談する東京電力ホールディングスの数土文夫会長(左端)と広瀬直己社長=5日午前、新潟県庁【拡大】

 東京電力ホールディングス(HD)の数土文夫会長と広瀬直己社長は5日、新潟県の米山隆一知事と同県庁で初会談した。東電側は福島第1原発事故などをめぐる県の検証に協力していく方針を伝え、柏崎刈羽原発(同県)の再稼働への理解を求めた。だが、米山知事は検証には3、4年かかるとした上で「現状では再稼働は認められない」と明言し、初会談は平行線のまま終わった。

 数土会長は会談で、「(原発事業者にとって)最大のステークホルダーは地元の方々だ」と繰り返し、米山知事が重要視する福島事故の原因▽健康への影響▽柏崎刈羽の重大事故に備えた避難計画-の3つの検証に、「誠心誠意対応していく」と積極的な姿勢を示した。広瀬社長も「(福島事故の教訓を)柏崎刈羽に展開していくことで二度とあのような事故を起こさない体制を作っていく」と強調した。

 しかし、米山知事は「3つの検証がなされない限り、再稼働の議論はできない」とこれまでの慎重姿勢を堅持した。一方で、「われわれの間には一致できる部分もある」として、東電側と情報共有を強化して問題解決に当たっていく方針を確認。福島第1や柏崎刈羽の早期視察にも意欲をみせた。

 初会談は当初、昨年11月下旬の予定だったが、福島県沖での地震や新潟県内で発生した高病原性鳥インフルエンザへの対応で2回延期されていた。

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