なぜ、コメダの店舗は「駐車場から設計」するのか? (1/3ページ)

2017.1.7 15:05


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 小売店や飲食店など一般消費者を相手にする業種の店舗業態は、大きく分けて「繁華街型」と「郊外型」があります。前者は人通りの多いターミナル駅前など、後者は各地の主要道路沿いなどです。さらに細かく「ビルイン」(雑居ビルの中に入る店舗)や「戸建て」などで分けるケースもあります。

 近年は東京都心の「渋谷宮益坂上店」(東京都渋谷区)や「池袋西武前店」(同豊島区)などターミナル駅近くのビルインにも出店しているコメダ珈琲店ですが、もともと得意なのは郊外型の一戸建ての店舗スタイルです。クルマで走っていて「コメダがあるな」と認識できる店構え。その意味で、黒×オレンジのコメダカラーは視覚効果が高いといえます。

 「出入りにストレスがない」が大切

 国道や幹線道路、生活道路といったロードサイド沿いの郊外型店で欠かせないのは駐車場です。実は、コメダの郊外型店は「駐車場を設計してから建物を設計する」そうです。なぜ、そんな段取りをするのか。開発部門統括のコメダ専務・高橋敏夫さんはこう話します。

 「お客さんのストレスをできるだけ減らすためです。特に郊外型店は店内に入ってからではなく、『店が見えた段階からお客さんの体験が始まる』と考えています。クルマを運転していて『あ、コメダがある。寄っていこうか』と思った場合、スムーズにクルマが敷地内に入って駐車できるよう広いスペースがあることは非常に大切です」

「階段で上がる店舗にはしない」

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