北米自動車ショーが開幕 新技術よりトランプ氏対応、首脳発言に注目

 世界最大級の自動車見本市、北米国際自動車ショーが9日、ミシガン州デトロイトで開幕。22日まで日米欧などの自動車各社が戦略車や試作車のほか、自動運転などの新技術なども発表する。

 ただ、トランプ次期米大統領が自動車各社に米国での生産を求めて圧力をかけていることに各社の首脳は神経をとがらせている。今回の自動車ショーではトランプ氏の圧力をめぐって動揺する各社首脳の発言に注目が集まりそうだ。

 トランプ氏に5日、簡易投稿サイトのツイッターでメキシコでの工場新設を撤回するよう求められたトヨタ自動車は豊田章男社長がショーに出席。新型車の発表に加え、米国の雇用への貢献などを説明し、同社の姿勢への理解を訴える。

 米国の自動車市場は2016年、2年連続で過去最高の販売台数を更新した。しかし、トランプ氏の主張通り、自動車各社が工場を置くメキシコから米国への輸入品に高関税が課されれば、米国での売値が高まり販売に影響する恐れがある。その余波などで米景気が減速すれば、日本の新車販売に悪影響が出かねない。(デトロイト 小雲規生)