サッポロHD、エタノール技術をタイ企業に供与 温暖化防止で貢献

2017.1.10 05:39

サッポロHDは2014年からタイでバイオエタノール製造設備の実証試験を行っていた(同社提供)
サッポロHDは2014年からタイでバイオエタノール製造設備の実証試験を行っていた(同社提供)【拡大】

 サッポロホールディングス(HD)は9日、植物由来の原料を使ったバイオエタノール製造技術を、タイのエネルギー関連企業に供与する契約を締結した。技術供与を受けた現地企業は、バイオエタノール製造設備を2020年をめどに稼働させる。生産したバイオエタノールは、ガソリンに混ぜて自動車の燃料に使う。化石燃料の使用を抑制でき、温室効果ガスの排出削減につながる。

 現地企業のイノテック・グリーン・エナジー(IGE)と、バイオエタノール製造設備の設計から建設、生産、運転などのコンサルティング契約を結んだ。IGEがタイ国内に、年産6万キロリットルの製造設備を建設する。生産したバイオエタノールを使用することで、年に約12万トンの温室効果ガスを削減できると試算している。

 今回建設する製造設備は、キャッサバイモからタピオカを抽出する際に出る廃棄物(キャッサバパルプ)を原料に使うのが特徴だ。

 サッポロHDの醸造技術などを使ってキャッサバパルプを発酵させた後、蒸留や脱水工程などを経て、バイオエタノールを製造する。

 タイなど東南アジアの多くの国では、燃料自給率を高めるため、ガソリンに一定量のバイオエタノールを混ぜることが義務付けられている。従来はトウモロコシやサトウキビといった、食料になる植物からバイオエタノールを製造していた。

 サッポロHDは傘下のサッポロビールなどを通じて、キャッサバイモの廃棄物を使ったバイオエタノール製造設備の実証試験を、2014年からタイで実施していた。技術供与を通じて、地球環境保全に貢献するのが狙い。

 今後は、IGE社以外とも技術供与契約の締結を検討する。

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