日本工作機械工業会の花木義麿会長(オークマ社長)は10日、東京都内で開いた新年賀詞交歓会で2017年の工作機械受注額について1兆3500億円を目標とする考えを示した。花木会長は「米国のトランプ新政権が国内のインフラへの投資拡大の姿勢を見せていることもプラスだ。世界的にも高精度な加工など高付加価値機へのニーズが高まっており、世界経済は総じて好転していく」と述べた。
一方、16年の受注額は前年比約15%減の約1兆2000億円の見通し。工業会が好不調の境目とする1兆円の大台は6年連続で超えたものの、2年連続で前年実績を下回りそうだ。