建設現場、進む自動化 技能労働者の高齢化進み「成り立たなくなる」 鹿島、ダム工事に無人ダンプ投入 (1/2ページ)

2017.1.11 21:27

鹿島がダム工事に投入する自動ダンプカー。土砂を積むブルドーザーや振動ローラーも自動化した
鹿島がダム工事に投入する自動ダンプカー。土砂を積むブルドーザーや振動ローラーも自動化した【拡大】

  • 大分川ダムの建設現場。複数台の振動ローラーを1人で遠隔操作している=大分市(鹿島提供)
  • 自動化したダム工事のイメージ。ブルドーザーやダンプカー、振動ローラーを1人で遠隔操作できる

 鹿島は11日、大分市のダム工事に日本で初めて自動ダンプカーを導入すると発表した。ブルドーザーや振動ローラーも自動化し、複数の重機を1人で操れるようにする。建設業に従事する技能労働者は高齢化に伴う離職で平成37年には26年比で約130万人減る見込みで、鹿島をはじめ大手ゼネコンは建設現場の人材不足を補おうと自動化を加速させる。(山沢義徳)

 「ロボットやAI(人工知能)などで効率化しなければ、建設業界はいずれ成り立たなくなる」

 鹿島の押味至一社長は、「担い手不足」への懸念を隠さない。若手や女性の入職者を増やす努力の一方で、強い期待をかけるのが施工の自動化だ。

 同社が大分市の大分川ダムの建設現場に導入する自動の重機は計8台。ダンプで運んだ土砂を下ろしてブルドーザーでならし、振動ローラーで圧縮する-という一連の作業を、作業員1人がタブレット端末で行うことができる。建機大手のコマツと共同開発した。

 リモコンによる遠隔操作とは異なり、一度指示した作業を各重機が連携しながら自律的に繰り返す点が大きな特長。GPS(衛星利用測位システム)機器などを積めば既存の重機を自動化できる仕組みで、改造費は1台当たり約500万円。鹿島は今後、搭載可能な機種を広げていく。

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