キヤノン、東芝支援を検討 半導体事業に出資、海外企業と争奪戦も (1/2ページ)

2017.1.21 06:49

 キヤノンは20日、米原発事業で巨額損失が生じる恐れが出てきている東芝への支援を検討することを明らかにした。東芝からの正式要請を受け、支援に乗り出す。東芝が損失の穴埋めのため分社化する半導体事業に出資する可能性もある。東芝の半導体事業には複数の海外企業も関心を示しており、争奪戦に発展しそうだ。

 キヤノンは昨年、東芝の医療機器子会社「東芝メディカルシステムズ」(栃木県大田原市)を6655億円で買収。東芝とは、製品のカメラで使用する半導体でも関係が深く、次世代の半導体露光装置技術「ナノインプリント」を共同研究する。半導体は今後も成長が見込まれており、キヤノンには将来の収益が期待できる事業と関係を深めたいとの思惑もありそうだ。

 東芝は半導体の主力製品「フラッシュメモリー」事業を分社化し、入札で株式の2~3割を売る方針だ。分社化後も新会社の過半出資を維持する。入札の結果、複数の企業が分担して出資する可能性もあり、取引があり関係が深いキヤノンは有力候補となりそうだ。

市場価値が2兆円ともいわれるフラッシュメモリー事業

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