中国春節の訪日ラッシュ 関西空港で始まる「10回以上来日。大好きな国」

 中華圏の旧正月に当たる春節に合わせた大型連休を日本で過ごす中国人らの訪日ラッシュが27日、関西空港で始まり、国際線到着ロビーはスーツケースを持った訪日客らでにぎわった。観光庁によると、今年の連休は中国では27日~2月2日の1週間。

 夫婦で大阪や京都を5日間巡る予定という台湾籍の李文玄さん(46)は「10回以上来日しており大好きな国。今回は化粧品を買って楽しみたい」と笑顔で話した。

 格安航空会社(LCC)ピーチ・アビエーションの担当者は「上海線は既に満席近く埋まり2月5日まで出入国ともに予約率が95%を超えている」。全日本空輸の担当者も「中国方面への出国ピークは2月5日になりそうだ」と見通しを話した。

 関空を運営する関西エアポートは連休に合わせ27日から、到着ロビーで着物を着た従業員らが訪日客を出迎えている。担当者は「日本らしさを感じて、何度も足を運んでもらえるようになれば」と話した。