電機大手で相次ぐ減損、業績横やり ソニーは1121億円損失、DVD市場で誤算 (2/2ページ)

2017.2.3 06:06

決算の概要について説明するソニーの吉田憲一郎副社長=2日午後、東京都港区
決算の概要について説明するソニーの吉田憲一郎副社長=2日午後、東京都港区【拡大】

 映画分野の低迷は、過去に業績が不振だった時期、人気映画「スパイダーマン」関連の商品の権利を手放すなど「短期業績のために長期的な利益を犠牲にした」(吉田氏)ことが一因になったという。今後は平井一夫社長が米国での映画事業にも携わり、関連する知的財産を活用したり、中国など米国以外で市場を広げたりして立て直す考えだ。

 減益は、昨年4月の熊本地震で半導体工場が被災したことも響いたが、影響の度合いは縮小しているという。

市場急変で陳腐化

 一方、日立は米合弁会社で原発の燃料に使うウランを濃縮する新技術を開発していたが、想定より原子力の需要が伸びないと判断。開発からの撤退に伴い、事業価値が目減りする分の損失を出す。

 減損処理は保有する資産の価値が想定を大きく下回った場合に計上する。ソニーや日立の場合、市場の急速な変化に追いつけずに資産が陳腐化したことが損失の原因になった。「市場環境に対する見通しの甘さは否めない」(アナリスト)との指摘もある。

 東芝のように、海外の買収先で想定外のリスクに直面して損失を迫られる事例も増えており、海外事業のガバナンスも大きな課題になっている。

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