【マネジメント新時代】EVとPHEV 市場の動きに鈍くなっていないか (1/3ページ)

2017.2.4 06:29

中国山西省のタクシー会社の車庫に並ぶ電気自動車と充電スタンド(ブルームバーグ)
中国山西省のタクシー会社の車庫に並ぶ電気自動車と充電スタンド(ブルームバーグ)【拡大】

 □日本電動化研究所代表取締役・和田憲一郎

 2016年は訪日外国人旅行者数が2400万人を超えた。それも関連するのであろうか、最近とみに日本礼賛記事が多くなってきたように思える。「日本はすばらしい。文化も商品もこんなにも進んでいる」云々である。これはこれでよいのかもしれないが、このような記事によって産業界全体が世界の先頭を走っていると勘違いしてしまうと、危ないことにもなりかねない。まさに「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の世界である。今回は、世界の中で進んでいると言われている電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)を例にとりながら、マネジメントはどう考えるべきかについて、述べてみたい。

 1月になると、16年の車に関する集計が出揃ってくる。新車販売台数は米国が1755万台で前年比0.4%増、中国は2803万台で同13.7%増なのに対し、日本は497万台となり、同1.5%減である。その中で特筆すべきはEVとPHEVの合計販売台数で、米国は15.9万台(同37%増)、中国は50.7万台(同53%増)であったのに対し、日本は2.5万台とほぼ前年同等となっている。

 遅れ広がるEV・PHEV

 これから言えることは、中国をはじめ米国でもエコカーであるEV・PHEVは著しい伸びを示していることだ。既に中国は日本の20倍以上、米国でも6倍以上と、新車販売台数の規模以上に水をあけられてしまった。特に中国は15年に4倍以上の伸びを示し、新エネ車の規制が実施された16年でも伸び率が50%を超えている。もし、これが仮に対前年比40%増を維持するとなると、20年半ばには1000万台を超える規模になる。米国でも同30%増であれば200万台を超えるであろう。はたして、この計算は夢物語であろうか。筆者はかなり現実味が高いと思われる。

自動車誕生から130年以来の大きな変革が訪れようとしている

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