東芝社長 半導体子会社、全株売却も 海外原発は縮小

2017.2.15 06:02

会見する東芝の綱川智社長=14日午後、東京都港区(古厩正樹撮影)
会見する東芝の綱川智社長=14日午後、東京都港区(古厩正樹撮影)【拡大】

  • 会見する東芝の綱川智社長=14日午後、東京都港区(古厩正樹撮影)

 東芝の綱川智社長は14日の記者会見で、半導体事業を分離して設立する新会社について「柔軟に考える。全ての可能性がある」と述べ、全株売却もあり得るとの認識を示した。経営権にこだわらない条件を示して売却を確実にし、財務の立て直しを急ぐ。巨額損失の原因となった原発事業は、英国と米国の子会社株式の売却などを進めて海外中心に縮小する。

 傘下の英原発事業会社「ニュージェネレーション」の持ち分は売却する方向だ。米原発子会社ウェスチングハウス・エレクトリック(WH)への出資比率の引き下げも検討する。

 東芝は半導体の主力製品「フラッシュメモリー」を分社化し、外部の出資を募る入札手続きを実施している。当初は影響力を残すため全体の2割未満の株式売却にとどめると説明していたが、危機的な状況に陥ったため方針転換を視野に入れる。 綱川氏は「半導体事業以外に(グループ会社で)売却を検討しているものはない」と述べた。

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。