日米首脳会談で新設が決まったマクロ経済政策連携などを包括的に議論する「日米経済対話」について、日本貿易会の小林栄三会長(伊藤忠商事会長)は「政治上のトークは分からないが、経済は現実でそこから遊離して何かをひっくりかえすことはないだろう」と述べ、経済対話での現実的な議論に期待感を示した。
米国が北米自由貿易協定(NAFTA)見直しを決めたことについては「米国景気は堅調」とした上で、「米国が必要とする自動車を明日からメキシコではなく、米国で作れるわけではない」と述べ、微調整はあっても貿易自由化に逆行することはないとの認識を示した。