SXSWには、IT関係者はもちろん、研究者や起業家、投資家などさまざまな人間が足を運ぶ。それらの厳しい評価に出展者はさらされると同時に、多様な参加者のネットワークから革新的な製品やサービスが生まれることもある。イベントの認知度の高まりとともに、米国内外から大手企業の参加も増えてきた。
これまで、パナソニックでは、社内の若手などがアイデアを出しても、採算性、実現性などから日の目を見ないことも少なくなかったという。だが、GCカタパルトの審査では、幹部からも「おもしろい」との声が上がり、経営陣も巻き込んで開発が後押しされる土壌が期待されそうだ。
GCカタパルトの取り組みを通じ、深田代表は「ビジネスモデルを磨き上げ、事業アイデアを具体化とチャレンジの裾野を広げる活動を強化していきたい」としている。(柿内公輔)