インバウンド支援を手掛けるインデンコンサルティング(京都市中京区)が提供するiPadとiPhoneを使った通訳サービス「スマイルコール」が、東京・六本木の国立新美術館に採用された。
英語、中国語、韓国語など5言語を24時間365日同時通訳できるテレビ電話方式。手薄になりがちな英語以外での道案内や荷物の預かり対応が円滑になり、訪日旅行者が快適に美術鑑賞を楽しめる。同美術館には外国人対応のため、インフォメーションセンターに英語を話せるスタッフが常駐している。しかし最近は英語圏以外の国・地域からの来館者が増えたため導入することになった。
「スマイルコール」はビデオチャット機能を活用して、直接顔と顔を合わせながら通訳する。インターネット環境と端末さえあればすぐに利用できる。2012年のサービス開始以来、東急電鉄、オリックスレンタカー、みずほ銀行、三井ガーデンホテルなど業種・業界を問わず500社以上が導入している。
通訳オペレーターは国内5拠点のコールセンターに常駐している。セキュリティーや個人情報の保護も万全で、安全で高品質な通訳ができる。
国立新美術館は、外国人を含む年間250万人の来館者が訪れている。