ドローンの空撮・映像編集などのサービスを手掛けるダイヤサービス(千葉市花見川区)は19日、屋外型ドローン飛行練習場「HATAドローンフィールド千葉」を千葉市花見川区に開設した。都心から車で約45分で練習場に行ける立地の良さをアピールし、利用者の獲得を目指す。
ドローン飛行練習場は都心部にもあるが、屋内型のため狭く、練習にも制約があるという。一方、飛行可能な広い屋外型飛行練習場にも課題がある。屋外型の多くは郊外にあり、練習場に行くまで時間がかかるのが利用者にとってネックになっていた。同社のドローン飛行練習場は京葉道武石インターチェンジから車で9分のところに位置。飛行可能エリアは約1万4000平方メートルで、離着陸場所が300平方メートルと広い。
国土交通省が定めた「人口密集地」「人や物件との間に30メートル以上の距離を保つ」といった飛行制限に影響を受けることなく練習できるのが特徴だ。利用料金は2時間で5000円。月間の利用は個人が60人、法人が10社を見込んでいる。
戸出智祐社長は「今春にはドローン空撮の安全運用ノウハウを学ぶ講習会などを展開する」と意気込んでおり、パイロット育成事業にも本格参入する。
気軽に航空撮影などができるドローンの操縦を楽しむ人は右肩上がりで増えており、その関連市場も高成長が期待されている。民間調査会社の試算によると、機体や保守・点検、人材育成などを含めた2018年の市場規模は約580億円になるという。