ネット通販大手アスクルの株価が22日、東京株式市場で5日ぶりに反発した。物流倉庫(埼玉県三芳町)で発生した火災が同日、火がほぼ消し止められ、鎮圧されたことが好感された。株価は一時、前日終値比で60円高い3340円まで上昇した。ただ、鎮圧まで丸6日かかった火災の影響で商品の遅配や欠品が一部で続いている。火災はようやく収束に向かうが、業績悪化懸念という“火種”はくすぶったままだ。
一時、60円高まで上昇したアスクル株だが、その後、業績悪化懸念が拭えないとして、急速に上げ幅を縮小した。22日は結局、5円高の3285円で取引を終えた。
5日ぶりに反発したとはいえ、火災が発生する前の15日終値と比べると、10%(345円)も安い水準だ。