リクシル、簡易トイレを途上国に寄付 経済成長にらみブランド浸透へ

2017.2.28 06:03

LIXILの途上国向け簡易便器「SATO」を紹介する瀬戸欣哉社長(右)=27日、東京都千代田区
LIXILの途上国向け簡易便器「SATO」を紹介する瀬戸欣哉社長(右)=27日、東京都千代田区【拡大】

 住宅設備・機器大手のLIXIL(リクシル)は27日、プラスチック製簡易便器「SATO(サト)」をアジア、アフリカの発展途上国へ寄付するキャンペーンを行うと発表した。またインド、ケニアの企業と提携し、現地での生産・販売も始める。短期的な利益は見込みにくいが、将来の経済成長をにらんでブランドの浸透を図りたいという。

 キャンペーン期間は今年4~9月。国連機関やNGOと協力し、日本での一体型シャワートイレ1台の販売につきサト1台を寄付する。

 サトは「Safe Toilet」を略した商品名。おもり付きの簡易弁で便槽への穴をふさぎ、悪臭やハエが上がってくるのを防ぐ構造で、0.2~0.5リットルと少量の水で便を流せる。原価5ドル(約560円)前後で、これまで14カ国に110万台を寄付、販売した。

 活動は、2011年にメーカー5社の統合で発足した同社の社員1万5000人を団結させるのも狙いだ。瀬戸欣哉社長は「世界の衛生環境改善への貢献を通じ、会社への誇りと愛着につなげられれば」と発表会見で述べた。

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