九州観光推進機構(福岡市)は2日、熊本地震後の観光産業支援を目的とした国の割引旅行商品「九州ふっこう割」を利用した宿泊者数が実施期間の昨年7~12月、計約271万9千人だったと発表した。目標の150万人を大きく上回り、達成率は181・3%となった。
ふっこう割は、熊本地震後に旅行客のキャンセルが相次いだため、政府が導入。被災地だけでなく九州7県を対象に、宿泊やツアーが第1期(昨年7~9月)は最大7割引き、第2期(同10~12月)は最大5割引きとした。外国人旅行客も利用できた。
同機構は、今年4月から復興応援への感謝キャンペーンを実施する。参加する九州各県や東京、大阪の宿泊施設や公共交通機関などが共通のロゴを使い、利用者にクーポンやジュース配布といった特典を用意する予定。