ミマキエンジニアリングは、UV(紫外線)硬化型のインクジェット方式3Dプリンター「3DUJ-P(仮)」の販売を年内をめどに開始する。価格は1500万~2000万円となる見通しだ。
スライスされたデータを1層ずつプリントする工程を繰り返し、高精細な立体物を創り上げていく。複雑な形状を再現するため塗布するサポート材には、水溶性インクを採用し、造形後の除去作業が容易になった。また、インクジェットプリンターで培ってきたフルカラーの表現力を生かし、1000万色以上の色表現を世界で初めて実現した。クリアインク搭載で半透明のカラー表現も可能となるなど、デザインの幅が広がるという。
同社は2015年に3Dプリンター事業へ参入。事業の第1弾として自社開発の3Dプリンターを活用した、フルカラー造形物の出力サービスを行っている。