【企業とスポーツ】三菱商事(中)障害者を支援 理念は共生社会実現の指針 (1/2ページ)

2017.3.15 05:00

「大分国際車いすマラソン」にはボランティアとして社員が参加している=2015年11月、大分市(三菱商事提供)
「大分国際車いすマラソン」にはボランティアとして社員が参加している=2015年11月、大分市(三菱商事提供)【拡大】

 少し古い話をしたい。昨夏のリオデジャネイロ五輪で錦織圭選手が銅メダルを獲得し、テニスでは96年ぶりの五輪メダルが話題になった。

 ◆社会貢献の始まり

 その96年前の1920年、アントワープ大会で銀メダルを獲得した熊谷一弥選手は、実は三菱マンだった。三菱財閥4代目総帥の岩崎小彌太氏の計らいで、当時の三菱合資銀行部(現三菱東京UFJ銀行)ニューヨーク支店に勤務。海外でテニスの腕を磨いた。これが三菱グループのスポーツ支援、スポーツによる社会貢献の始まりとするのはいささか強引すぎるか…。

 三菱グループは企業理念「三綱領」を持つ。先の小彌太氏が制定した所期奉公、処事光明、立業貿易と3つの言葉からなる基本理念である。

 これを簡単に言えば、「期するところは社会への貢献」であり、「フェアプレーに徹し」「グローバルな視野に立つ」ということだろう。話を聞きに訪れた東京・丸の内の三菱商事本社にも、大きく掲げられていた。

 前回も取り上げた通り、同社は「大分国際車いすマラソン大会」を支援している。背景には、大会の創始者で「日本の障害者スポーツの父」と呼ばれる中村裕氏との関係があった。

 73年、当時の社長、藤野忠次郎氏によって社会環境室が設けられている。「三綱領」に基づく企業の社会的責任(CSR)のはしりといってもいい。

 それから10年後、障害者雇用を進める三菱商事太陽を大分県別府市に創設している。前述の中村氏が、障害者自立支援のために別府につくった「太陽の家」が共同出資者である。

 三菱商事は79年から太陽の家に資金支援を続けてきた。「障害者が自立するためには職業を持ち、自分で生計を立て、納税者にならなければならない」と唱える中村氏に賛同し、共同事業に発展させたのだった。

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