GM狙うフィアット総帥 トランプ政権巻き込む? 再編次章のキーマン (1/4ページ)

2017.3.21 07:15

トランプ大統領(右から3人目)と歩くフィアットのマルキオンネCEO(右端)、GMのバーラCEO(左から3人目)=米ミシガン州(AP)
トランプ大統領(右から3人目)と歩くフィアットのマルキオンネCEO(右端)、GMのバーラCEO(左から3人目)=米ミシガン州(AP)【拡大】

 米ゼネラル・モーターズ(GM)が独オペルを仏プジョー・シトロエン・グループ(PSA)に売却し、世界的な再編機運が高まる中、動向が注目される人物がいる。フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)を率いるセルジオ・マルキオンネ最高経営責任者(CEO)だ。一度は合併構想を袖にされたGMに再び秋波を送り、「トランプ大統領も支持する」と新政権まで巻き込んだ。型破りな言動で周囲をはらはらさせる業界の風雲児から目が離せない。

 「私はドアを閉じない」

 3月7日、国際自動車ショーが開かれていたジュネーブ。GMとPSAの交渉を受け、反応を探ろうとした記者団に、マルキオンネ氏がほえた。ロイター通信などによると、マルキオンネ氏は、FCAのビジネスにプラスになるなら、「GMのドアを再びたたくかもしれない。合併相手としてGMが望ましいことに変わりはない」と強調した。

 マルキオンネ氏は2年前にGMに合併を打診している。だが、経営破綻から再建にこぎ着けたGMのメアリー・バーラCEOは「われわれは(すでに)スケール(規模)をもっている」と提案を拒んだ。

 だが、このぐらいでめげるマルキオンネ氏ではない。今年1月の米デトロイトでの自動車ショーでも、「自分の職業人生で、もう一つ大型のディール(取引)をする公算がある」と周囲に宣言。さらに、「私が理解するところでは、トランプ氏はGMとクライスラーの提携を好むだろうと確信する」とまで踏み込んだのだ。

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