全体をつかめてから細部へのスイッチをオンに ラグジュアリーブランドについて (1/3ページ)

 最近、「ラグジュアリーブランドは日本市場が生んだものだ」という趣旨の講演を聞いた。1970年代後半、ルイヴィトンの日本進出に端を発し、「ラグジュアリーブランド」というジャンルができた、というわけである。それまでの長い歴史におけるルイヴィトンは、評価の高いブランドであったが、「ラグジュアリーブランド」と称されなかった、ということらしい。

 欧州高級ブランドを「拝んだ」理由は色々とあろうが、日本の市場がそれなりの規模に成長した結果であるのは確かである。

 また、日本の人の細かい点にいや応なしに気づいてしまう性格が、外国製品の改善に貢献したことも、多くの人が指摘してきた。別に頼まなくても、商品の見えない部分の不具合を次々に挙げてくれる「品質マシーン」のようである、とも思われた。

 それが今も活用されているところもあるが、そう喧伝はされなくなってきた。なぜならば、日本で売れることが、それ以外の市場における成功を保証する確率が低くなってきたからだ。

 もっと購買力のある市場が浮上してきた。それらの国の消費者がさほど煩いことを言わない。そこから細かいことを執拗に言ってくる人たちの意見は相対的に重視されなくなってくる。

 つまり、市場の購買力と品質要求の両方がそれなりに魅力的である時に成立した神話が、「世界のメーカーにとって日本人の繊細さが重要」であったと思われる。それも「とても」重要だった。

 今は重要でないとは言わないが、「とても」の強調度は低下してきた。

得意を活かす、という原則

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