【生活ビジネス】果樹園で、みそ蔵で… 会場不問の結婚式

2017.3.20 05:00

披露宴で地元の人と一緒に踊る鹿島健利さん(左端)=2016年11月、山梨県早川町
披露宴で地元の人と一緒に踊る鹿島健利さん(左端)=2016年11月、山梨県早川町【拡大】

  • 「CRAZYWEDDING」のプロデューサーのオア明奈さん

 ベンチャー企業のCRAZY(クレイジー、東京都墨田区)は従来の形式にとらわれず、新郎新婦の意向に合わせてプロデュースする結婚式事業「CRAZY WEDDING(クレイジーウエディング)」を手掛ける。

 都会から移住した夫婦や、故郷へ強い思いを持った若者から人気を集める。毎月約30組の挙式のうち、2割程度が首都圏以外を会場に選んでいるという。

 昨年11月、山梨県早川町奈良田地区で挙式した鹿島健利さん(32)、晴日さん(26)夫妻は共に東京都出身だ。それぞれ移住して、地域の活性化に取り組んでいた。活動を通じて知り合った2人は「地区の魅力を知ってもらいたい」との思いから地区の公園にある湖畔を披露宴の会場にした。

 式には新郎新婦の親族や友人ら約100人と、地区の住人約100人も参加した。昔から伝わる民謡が披露され、地元の食材を使った料理が振る舞われた。健利さんは「奈良田への愛を分かち合うことができた」と喜ぶ。

 同社は2012年にサービスを開始した。新郎新婦の個性を引き出しながら、2人の思いを伝えられる結婚式を展開することを目指している。

 プロデューサーのオア明奈さん(31)は「打ち合わせで、結婚する理由や結婚式の目的を担当者と一緒にしっかりと考えてもらうことから始める」と説明する。打ち合わせは4回で、挙式までに通常、半年から1年かけて準備する。

 これまでに、果樹園のビニールハウスやみそ蔵などでも開催した。すべてオーダーメードで、内容によって料金が変わる。遠方の場合はスタッフの移動費がかかる。

 オアさんは「結婚式はこれからの人生について決意表明をする場。人生を変えられるような式になるようお手伝いしていきたい」と話す。

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