「TSUTAYA(ツタヤ)」や「蔦屋書店」を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は21日、子会社を通じて徳間書店を買収したと正式に発表した。徳間書店のコンテンツや企画力をCCCグループの店舗で開くイベントなどに生かし、集客を強化する狙いがある。
買収の主体となる子会社カルチュア・エンタテインメント(CE)は映像・音楽ソフトの企画などを手掛けている。今後は徳間書店と連携した出版物を刊行する。
CCC側は徳間書店の大株主から株を買い取るなどして、議決権ベースでの出資比率を従来の14.9%から96.7%に引き上げ、21日付でCEの子会社にした。出資額は明らかにしていない。