三井住友銀行は21日、インド西部の商都ムンバイに出張所を開設した。高い経済成長を続けるインドでの営業拠点を拡大するとともに、巨大な国内のインフラ資金需要への対応も狙う。
ムンバイ中心部で行われた開所式には、平松賢司駐インド大使やインド政府関係者ら約40人が出席した。入沢功所長は「ムンバイは民間投資の中心地。融資が活発化しており、役割を果たしていきたい」と述べた。当面は10人ほどの職員で運営し、進出している日系企業のほか、財閥系など地元企業と取引する。
三井住友銀は、規制の問題などから2005年にインド市場から撤退したが、13年に再進出してニューデリー支店を開設した。(ムンバイ 共同)