セブン銀行とKDDI(au)系のじぶん銀行は23日、キャッシュカードの代わりにスマートフォンを使って入出金する現金自動預払機(ATM)サービスを27日から始めると発表した。じぶん銀の口座を持つ人が対象で、全国のセブン銀のATM約2万3千台で利用できるようになる。
利用者はじぶん銀のスマホアプリを起動し、ATMを操作して画面に出る2次元コードをスマホで撮影。その後、スマホに表示される番号と口座の暗証番号をATMに入力して現金を出し入れする。
操作に必要な時間は約40秒で、キャッシュカードを使った場合と同程度という。セブン銀は今後、他のインターネット銀行などの顧客も利用できるようにする方針だ。
東京都内で記者会見したセブン銀の二子石謙輔社長は「いよいよATMもスマホの時代だ」と強調。じぶん銀の鶴我明憲社長は「新規の顧客の獲得につなげたい」と話した。