三越伊勢丹トップ交代の裏に怪文書「解任しなければ潰れる」 誰が社長を追い落としたのか (4/5ページ)

2017.3.25 16:10

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  • 三越伊勢丹HDの石塚邦雄会長
  • 三越伊勢丹ホールディングスの杉江俊彦次期社長

 ところで、一体、誰が大西社長を追い落とすために怪文書を送り続けたのか。この半年の間、怪文書が飛び交い、社外取締役のもとにも届き、人事にも大きな影響を与えたことは確かだ。

 ある幹部は怪文書について「経営統合以降、押さえ込まれていた旧三越の社員の仕業だ」と話す。一方で別の関係者は「経営を危惧した経営陣の誰かか、労組の可能性もある」とみる。経営の混乱を収束させるため、メーンバンクが流したとの声もある。だが、いずれも真偽は不明だ。

 ただ、今回の辞任劇では労組が大きな役割を果たしたのは事実だ。経営統合から約10年となる三越伊勢丹は社風や待遇が大きく異なり、社内融和がうまくいかなかった。経営統合は伊勢丹が三越を救済する形だったため、人事では旧伊勢丹出身者が優遇されている。役員も旧伊勢丹出身者の方が多い。

 待遇面では旧伊勢丹の賞与が旧三越の4倍の格差がある時期もあった。ようやく昨夏に同じ形になったが、閉鎖店舗も不採算な地方店を多く抱える旧三越ばかりが続いた。旧三越出身者の不満が高まり、社内融和がうまく進まなかった。社内のまとまりが悪いため、経営のスピードが遅く、ライバルとの差が付いているとの声も業界内にはある。

 労組も同様で旧伊勢丹と旧三越の組合が統合して三越伊勢丹グループ労組を設立したが、主導権争いが勃発。委員長ポストをめぐり水面下で激しい対立があったとされる。現在は旧伊勢丹が主導権を握り、社内基盤を固めているようだ。

「一部では問題があるが、今はもうほとんどない」

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