メルシャンは27日、スペイン産のスパークリングワイン「コドーニュ バルセロナ 1872」を6月27日に発売すると発表した。スペインのコドーニュ社と共同で開発した。国内でスパークリングの市場規模が拡大していることに対応する。価格はオープンだが、1890円程度(税込み)の見通し。初年度は6000ケース(1ケースは9リットル換算)の販売を目指す。
コドーニュ社は1551年の創業で、1872年にスペインで初めてスパークリングワイン(カバ)を製造した。今回発売する商品名は、この年にちなんで「バルセロナ 1872」にしたという。
メルシャンによると、国内の酒類に占めるワインの構成比(金額ベース)は2016年で10%強だった。なかでもスパークリングの市場規模は、前年比で4%増加したという。
会見したメルシャンの横山清社長は「付加価値の高い商品を開発することで、ワインの飲用機会を拡充できる」と、今回の商品の狙いを説明した。