トヨタ自動車とNTTは27日、インターネットに接続してさまざまなサービスを提供する「コネクテッドカー(つながる車)」分野の研究開発で協業することに合意したと発表した。超高速通信が可能な第5世代の移動通信システム「5G」を活用したつながる車の開発で連携し、2018年から実証実験を開始する。
両社の協業では、5Gの研究に加え、車から集めた走行に関する膨大な情報「ビッグデータ」を解析したり、AI(人工知能)を使ったサービスを提供したりする技術の開発を進める。トヨタは、20年をめどに日米で販売する全ての乗用車に通信機能を搭載する目標を掲げ、KDDIとも提携し、通信ネットワークの整備に取り組んでいる。