だから「クォーターパウンダー」は販売終了に追い込まれた “マックの顔”撤退の背景 (3/7ページ)

2017.4.1 13:03

「クォーターパウンダー」撤退の裏に何があったのか
「クォーターパウンダー」撤退の裏に何があったのか【拡大】

  • 単価500円を超えているのは、「ダブルクォーターパウンダー・チーズ」のみ
  • ビッグマックの価格は380円
  • 1380円もするウマミバーガー

 2008年に「通常の2.5倍の肉」をうたった「クォーターパウンダー」は先ほど紹介したように「マックらしさ」を訴求する目的で登場したわけだが、2013年6月になると日本マクドナルドの歴史に名を残す、以下のような「チャレンジ」をして注目を集める。

 「マクドナルド、初の500円台バーガー 史上最高値」(日本経済新聞 2013年6月17日)

 当時は「ダブルクォーターパウンダー・チーズ」も480~490円(税込)くらいの中で、「クォーターパウンダー BLT」「クォーターパウンダー ハバネロトマト」という期間限定商品が520~570円という驚きの高価格帯で発売されたのだ。さらに翌月には数量限定で1000円という「クォーターパウンダージュエリー」も発売され、「マックの高級バーガー」は大きな話題となった。つまり「クォーターパウンダー」は、これまでマックのハンバーガーが超えることができなかった「500円の壁」を超えたレジェンドともいうべきブランドなのだ。

 ただ、今回の総選挙の結果を見ても分かるとおり、ニュースで話題になることと、ファンを獲得して定番商品になれるのかというのはまったく別の話である。

 「クォーターパウンダー BLT」「クォーターパウンダー ハバネロトマト」が投入された当時、マックは2012年から13カ月連続で既存店売上高が前年割れするという“冬の時代”。これらの「500円超えバーガー」によって2013年5月、6月は客単価と売上高がプラスになったものの、「クォーターパウンダージュエリー」が投入された7月には再び売上高はマイナスに転じ、客数にいたっては9.5%減となってしまった。

販売終了は、マックにとって「英断」

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