【新トップ】東京電力HD次期社長に小早川智明氏 「開発もできる営業マン」

東電HDの社長に就任する東京電力エナジーパートナー社長の小早川智明氏(右)=3日、東京都千代田区
東電HDの社長に就任する東京電力エナジーパートナー社長の小早川智明氏(右)=3日、東京都千代田区【拡大】

 膨れあがる福島第1原発事故の対応費用の捻出に本格的なエネルギー自由化時代を見据えた他電力との再編・統合交渉-。難題が山積する企業のトップを引き受けたのは、「福島への責任を果たすために『非連続の改革』で先頭に立ち、より加速させる」という使命感の一点だ。

 1988年に東京電力入社後は営業畑が長く、昨年4月からは東電エナジーパートナー(EP)社長として小売り部門を陣頭指揮してきた。

 理系出身で省エネのヒートポンプ式給湯器「エコキュート」の開発に携わったこともあり、「開発もできる営業マン」という珍しい存在だ。

 東電EP社長としては電力・ガスの小売り全面自由化を受けてソフトバンクや日本瓦斯(ニチガス)との協力関係を築き、さらなる異業種との提携にも意欲を見せる。

 53歳での社長就任は東電で史上最年少となる。それでも「震災から6年、改革とチャレンジの連続だった。これからも懸命にチャレンジしていく」と不安な様子はみじんも見せない。

 仕事にはとことん厳しく徹夜もいとわないが、エレキギター演奏やジャズ鑑賞でリフレッシュするのがストレス解消法だという。(古川有希)