世耕経産相、東電の川村次期会長を「名経営者」と評価 新体制を自賛も小早川次期社長は「存じ上げない」

記者の質問に答える新会長に就任する元日立製作所会長の川村隆氏。右は新社長に就任する東京電力エナジーパートナー社長の小早川智明氏=3日午後、東京都千代田区(川口良介撮影)
記者の質問に答える新会長に就任する元日立製作所会長の川村隆氏。右は新社長に就任する東京電力エナジーパートナー社長の小早川智明氏=3日午後、東京都千代田区(川口良介撮影)【拡大】

 世耕弘成経済産業相は4日の閣議後会見で、東京電力ホールディングスの次期会長に内定した川村隆・日立製作所名誉会長について「日立をリーマン・ショック後の非常に厳しい状況から、非常に短い期間でV字回復させた名経営者」だと手腕を高く評価した。

 東電の新体制人事では、議決権の過半数を握る政府が強い影響力を発揮した。世耕氏は東電が経営陣の刷新で大幅な若返りを図ったことに触れ、「若い取締役陣をベテランの名経営者がしっかりバックアップするいい体制になった」と“自賛”。経産省の有識者委員会が提言した「大胆な改革を実行することを大いに期待したい」と強調した。

 また、世耕氏は川村氏のことを「非常に穏やかな人柄で極めてシャープでクリアな分析をする経営者として大変尊敬する方」だと説明。世耕氏自身が2月に就任を打診したとされるが、「意見交換の内容は差し控える」と明言を避けた。

 一方、次期社長の小早川智明・東電エナジーパートナー社長については、「技術系でありながら営業畑が長く、現場の感覚を持ち合わせた方」だとしながらも、「直接は存じ上げない」と述べるに留めた。