IZENE、サウンド制作事業に参入 YouTubeで“凄腕”音楽を訴求

2017.4.4 05:47

“凄腕”のアーティストたち。IZENEはYouTubeなどを通じ高度な演奏を披露していく
“凄腕”のアーティストたち。IZENEはYouTubeなどを通じ高度な演奏を披露していく【拡大】

 音楽教育事業を手掛けるIZENE(アイゼン、東京都千代田区)は、サウンド制作事業に参入する。著名アーティストのバックバンドを務める高度な技量を備えたミュージシャンらと連携。動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)」やSNS(会員制交流サイト)などを通じて楽曲の質の高さを訴求するという、販促活動を展開する。これによって、主に映画やスマートフォンゲーム向け音楽の受注に力を入れる。

 同社の倉持武志社長は、元大手ゲーム会社で総合サウンドプロデューサーとして、ゲーム音楽を作っていた。また、ベネッセコーポレーションが主催する「しまじろうコンサート」の作曲も行っている。新事業を始めるに当たっては、元大手ゲーム会社の4人の社員が専属クリエーターやミュージシャンとして事業に参画する。将来は社員として雇用する計画だ。

 参加メンバーは、人気作曲家で日本屈指のギタリストである黒沢ダイスケ氏ら。海外で活躍したピアニストやバイオリニストなどジャンルを超えた実力派アーティストを集め、さまざまなサウンドニーズに応えていく。倉持社長は「演奏のクオリティーはどこにも負けない。SNSなどへの投稿で拡散させ、海外からの受注にも応じたい」と話している。

 これと並行して、結婚式で読まれる感謝の手紙を音楽にする事業にも参入する。手紙に基づいて作詞家が歌詞にして楽曲を制作し、歌を収録。映像とオリジナルソングを披露宴で流す。

 同社の主力事業は「オトノアジト」という拠点で行っている音楽教室。ピアノをはじめとしてさまざまな楽器を習うことができるほか、英語を音楽で学ぶなど多彩なカリキュラムを提供している。

 また、倉持社長は4月から東邦音楽大学のフェローとしても活動を開始。音楽ソフトの売り上げ伸び悩みなど厳しさを増す音楽市場の環境改善を目指す。

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